2013年6月3日月曜日

6月8日(土)水の月の歌つむぎのこと。。。



6月のことを「水無月」といいますが、これは、水が無いという意味ではなく、「無」の「な」は「の」という意味なのだそうです。
だから「みなづき」は「水の月」ということなんだそう。。。
また「雨がたくさん降って、天の水がなくなる月」と解釈する人もいるそうです。それも、素敵ですよね!

6月8日(土)に予定している重松壮一郎さんとのコンサート「水の月の歌つむぎ」では、水のことを思って歌いたいと思います。

いろんなこと、つらいこと、悲しいことがあったり、誰かに思いを伝えたくても伝えられなかったりするときには、心が壊れそうになるけれど、それでも私は、きっときっと伝わるはずだと信じています。

なにか大変なことがあったとき、分かり合ったり、感じ合ったりすることが、なかなかできないように思うときもあるけれど、そんな時、私はいつも、こう考えるのです。

私たちは、いつも、どんなことがあっても、例えば心が巖のように強く硬くあればいいのにと思う時や、絶望のどん底にいる時も、涸れかけてはやまない小さな泉のような思いが、何かを私たちに思い出させてくれるし、私たちの心は地下の美しい水脈で繋がっていて、祈りや思いは、必ず届くと感じています。
その水のことを歌えることは、幸せです。

そして、今回、SOSO(重松壮一郎さん)から、こどもOKにしましょうと言われたとき、すごくいいなと思ったし、嬉しかった。
なぜなら、私自信も、子育が小さいときには、子どもも一緒に聴けるコンサートをたくさんやりました。
その時の私には、それが一番自然なことでした。

今の子どもたちは、生まれたときから、テレビやラジオの音を聞いていて、自然の音や鳥や虫たちの声、風の音、水の音を聞くことのほうが少ないのかもしれません。
子どもの、身体や心が成長する時、それは、五感を通して感じるものから、その感動から、子ども自身が身体や感情を創っていくのです。

だから、自然の音を聞いたり、生の本当のピアノの音や人の声に触れることは、とても大切なことだと思います。
今、生の音や声のコンサートに、子どもを連れて行くことは、なかなかむずかしくなっていますよね。
だからこそ、この機会に、是非、私たちの音楽の世界を一緒に感じていただけたらと思います。
もちろん、大人のかたにも、楽しんでいただきたいです。

私は、幼稚園や保育園や小学校にも歌いに行きますが、ものすごい集中力で、子どもたちは聴いてくれます。全身で感じてくれているといったほうがいいのかもしれませんが、子どもの心や身体が本当に素直に共鳴しているのを感じて、私自身も感動します。

今回のコンサートも、ご縁がある方が来てくださるのだと思いますが、みなさんと、どんな時間を一緒に過ごせるのか、とても楽しみにしています。
3.11の震災から、SOSOがずっと弾き続けている「地球(ほし)のこもりうた」という曲があります。
震災後、各地で行った祈りの即興演奏から生まれた鎮魂歌です。
曲自体が、とても美しいうえに、詩人の稲尾教彦さんが詩をつけられて、さらに美しく、深く心にしみる曲になっています。
歌っていると、いつも涙がとまらなくなります。この歌も歌います。
そして、前回歌ったSOSOと稲尾教彦さんのコラボ作品「みずよとわに」も歌います。

どうか、一人でも多くの方と一緒に、音楽の響きの時空をつくることができますように・・・。
お席に限りがありますので、必ず、予約お願いします。
予約はSOSOのHPからお願いしますm(__)m

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