2010年12月24日金曜日

「光いのち祈りの歌コンサート」秘話2



街中がクリスマスソングであふれ、
クリスマスプレゼントや
パーティーのごちそうの準備の買い物で
とてもにぎやかになっていますね!


さて、私にとって、今年最後のコンサート
26日の「光いのち祈りの歌コンサート」まで
あと数日となってしまいました。
いま、コンサートの直前になって
すごくドキドキしています(笑)!



今回のコンサートの前に私は、
長い間体調を崩していました。
すっかり持病のメニエールの症状が
つづいていると思いこんでいたのですが・・・
こんな耳鳴りあるの???という音が
聞こえてきたり、どうも、様子がおかしい。。
と気づいて、病院にいってみたら
「突発性難聴」だとわかりました。
ひどい耳鳴りや目眩があると、
ただただこまっていましたが
とんでもないことになっていました。


耳の聞こえない感じや耳鳴りとともに
響き渡って聞こえる、ものすごい音や
くぐもって遠くできこえる音など
いろんな音の世界の中に居る自分が
発狂しそうなくらい苦しかった。。。


音楽が大好きで歌うことが生きがいの私が
音のない世界に住みたいと思うほどの
恐怖とも思える音の世界があって、
その世界で毎日を過ごすという、
ありえない現実でした。

ステロイド治療が良く効くそうですが
ステロイドが使えない体質なので、
その治療はできませんでした。
自分で自分にエッセンスを作って飲んだり
ホメオパシーのレメディを飲んだりして
対処しました。


そして、幸せなことに、
それが良かったのだと思います。
今は、水の中に自分がいるような感じや
ある音がものすごく響き渡る感じや
ある高さの音が特に聞こえにくい感じなどが
すいぶん治まってきました。
本当に、穏やかなきもちが戻ってきています。
同じように、音楽をやっている人で
「突発性難聴」になった方も、
どうか諦めないで自分自身を
ケアし続けて欲しいと思います。

私自身、今はまだ、聞こえない感じや
詰まった感じがありますが
変な音が聞こえなくなってきただけでも、
本当に楽になりました。
きっと、良くなっていくと信じて、
音楽をあきらめないで
続けていけたらと思います。
同じ病気の音楽家の人にも、
頑張ってもらいたいです。


この病気になって、私がどんなふうにして
歌の練習をしたかということは
本当に不思議な体験でした。
ものすごい音の世界にいる私が、
聞こえてくるまわりの音を気にしながら、
なんとか自分の出した音を聞きながら
歌おうとすると、
すぐさま、発狂寸前の自分に
なってしまうのです。


でも、自分の周りや自分の声さえも、
音として聞くのをやめて
かつて、自分がどのようにして、
音を感じながら歌っていたか
どんなふうに、身体を使って歌っていたかを
思い出しながら歌うと
以前のように歌えているようだ(笑)
ということに気がつきました。

なので、多くの雑多な音の中から
自分の声を必死に聴くのではなく、
ひたすら自分の歌そのものを感じながら
自分自身の感覚を信じて
歌うしかなかった・・・。
でも、それは、音を追いかけすぎて忘れていた
大切な感覚なのかもしれないと感じました。


12/26は、その感覚をたよりに、
精一杯歌います。
たくさんの友人のサポートのおかげで
今回のコンサートを迎えられます。
そして、その友人たちと一緒に歌えることは
この上ない幸せです。
本当に、心から感謝しています。


「光・いのち・祈りの歌」コンサート♪
是非、聴いていただきたい私の好きな
プログラムの中から
少しだけご紹介して、今日は終わりにします。
あとは、26日、私たちの演奏で
お聴きいただけたらと思います♡
ひとりでも多くの方と、
コンサートでお会いできることを
祈っています・・・・☆


コンサートのご予約はこちらからどうぞ♪





<家族の風景〜手嶌葵>
伝承曲の「サリーガーデン」に日本語の素敵な歌詞が
ついています☆


<Panis Angelicus〜パヴァロッティ&スティング>
 パヴァロッティがロックやポップスのミュージシャンと
共演した演奏のひとつ。スティングとの夢の共演です♪



<Ave Maria Caccini 〜 SLAVA >
私がカッチーニのアヴェ・マリアを初めて聴いたのは
このスラヴァの歌声でした♡

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