2010年7月29日木曜日

ポールとのセッションinイヌイット


報告がおそくなってしまったけれど、
今回、私がやっぱり音楽に軸足を置いて生きて行こうと決心したことに、
とても強力なエールを送ってくれた出会いがありました。
それも、自分の誕生日の日に♡

仲良しあっちゃんの家に遊びに行ったとき、
「今度、ポールさんっていうネイティブアメリカンの人の
ストーリーテリングとネイティブフルートのコンサートがあるのよ!」
という話を聞きました。

いつかと思えば、私の誕生日でした!
これは、きっと素敵な誕生日のプレゼントになるにちがいないと思って、
申し訳ないけれど、会社のお休みをいただいて行く決心をしました。

コンサートは、お昼の部と夜の部の2回あって、
その間に、内輪の食事会がありました。
私も、お食事のお仲間に入れていただいて楽しい時間を過ごしました。
その時、今日が誕生日の人いますか?という話になりました。
居ます居ます!と私のことを紹介してくださったら、
ポールは誕生日の歌を歌ってくれました。
その歌は、「メディスンウーマンの歌」でした。
そして「あなたがあなたであることにありがとう!感謝します」という
言葉もいただきました。

「あなたがあなたであること。。。」というのは、
このところ、私自身がずっと考えていることでした。
本当に、私にとって、意味深い言葉でした。
ポールへの感謝をこめて、私も自分の中にあふれてくるメロディを
ポールにプレゼントしました。

そのメロディを共有したことから、夜の部のコンサートが終わって
もう、みんなが帰って行くとき、ポールから、私の歌とポールのフルートで
一緒に録音してCDを創りたいというお話をいただきました。
心から嬉しかったです。

(飯塚でのポールの演奏 この時のストーリーテリングの通訳は橋田利慧ちゃん 
素晴らしい通訳でした)

ポールのフルートは、森を駆け抜ける風であったり、
空を飛ぶ大きな鳥の声であったり、木々に憩う小鳥たちのおしゃべりであったり、
森の中の泉の水面にこぼれる光であったり、私たちの心の声であったりするのです。
それは、とても自然なものです。
聴いていると、大自然に抱かれているような気持ちになります。

(ボールの吹くフルートたち)

歌は、本当に言いたい大切な短い言葉を繰り返し歌いつづけます。
言霊そのものです。
そして、聴いている人もみんな手を叩き、一緒に歌い、心をひとつにします。

本来、楽器や歌は、儀式や祭りには欠かせないもので、
教育されるものではなく、何回も何十回も何百回も聴いて
いつの間にか覚えてしまい、やがては、自分の内からあふれてくるものでした。
大自然に感謝し、その思いを音にしたり、
大切なことを「言霊」にして、歌い伝えるという、
音と歌の原点がここにありました。

私には、心を静かにすると、自分の中にあふれてくる、
どこからか降りてくるメロディーがあります。
それは、私にとって、とても自然なもので、
どんな再現芸術としての、歌よりも、私らしいものでした。
今回のポールの音と歌との出会いは、その私の中のもっとも私らしい
メロディーを、素晴らしいんだよ、そのままで良いよ、と勇気づけて
くれるものでした。
ポールは「すご〜い」という言葉を覚えて、使ってくれましたが(爆)

ポールとの録音は、兵庫県高砂にあるファーマーズキッチン「イヌイット」
で行われました。
ポールと私の予定が合うのはポールがイヌイットでコンサートをやる日しか
ありませんでした。
私は、これは、きっと、行くしかないな~と思い出かけていきました。
出かけていって、本当によかったと思います。

ポールの日本の旅をサポートしているのは「うーたん」です。
日本ではじめて「フリースクール」を創った人。
いまでも、「天職をみつける」ために、たくさんの人のサポートをして
世界中を駆け巡っています。

   (ポールと私の間にいるモスグリーンのTシャツは昌さんで白いTシャツはうーたん)      

あっちゃんは、私に、
「うーたんに出会うと、実現化が加速します。
私も世界のいろんなところにいきました。
れなさんも、出会ってしまったのね!」と言いました(爆)
確かに、そうなのかもしれません。
来年は、ポールのいるメディスンハウスに行っているかも~(笑)






(ポールは録音を始める前にろうそくの火とセージですべてのものを浄化しました。
コンサート中も、ずっと火は灯され、セージを炊いていました)

(ろうそくの火とセージと太鼓と声ですべてのものに感謝をささげ浄化します)

ポールと私は、イヌイットのマスターのご好意で、
素晴らしいお店の空間で音を紡ぎました。。。
そして、無事に録音することができました。

(コンサート前の打ち合わせ?笑ってるけど、英語がわからな〜い!)

すべては、即興のセッションです。でも、最高に楽しかった。
午前中にポールとのセッションを録音しましたが、午後のコンサート本番では、
私たち二人に、クリスタルボールとタブラが加わって、4人での夢のような
セッションとなりました。

(クリスタルボール奏者のえり子さん)

(タブラ奏者の泰輔くん)


聴いてくださっているお客さんも一緒に音を創ってくださいました。
この空間、そしてこのお客さんとの共鳴は、一度きり。。。
本当に、幸せな時間でした。

(左から イヌイット大将の昌さん ポール 通訳のあき子さん
あき子さんの通訳、素晴らしかったです)

(4人での夢のようなセッション)

(演奏中もセージを炊くポール)
(この日は午前中大雨から曇り、ストーリーテーリング後、午後は快晴にむかう全天候型!
外で踊るときに向かって晴れていったような一日、素晴らしかった。)






(いくつかの儀式をして、ポールの歌とたいこにあわせて、みんなも歌い踊りました
それぞれの歌と踊りには、とても深い意味がありました)
(ウータンこと、児島さん)


イヌイットは、本当に素敵な空間で、いつまでもそこにいたくなるほどでした。
イヌイット大将の昌さんをはじめ、スタッフのみなさんで、準備してくださった、
おいしい飲み物や、そうめん流しのサプライズ、本当に最高でした!
ありがとうございました。

(そうめん流しは初体験 大喜びのポール)

(最後は記念撮影 みんな みんな ありがとう!)
(写真真ん中のかわいい子の左側は元気くん♪イヌイットスタッフ&うーたんのこども)
(元気くん会えてよかった〜!いろいろとありがとう。)

この日イヌイットは、定休日で、イヌイットのメニューをいただくことは
できませんでしたが、お料理がとてもおいしいと、いろんな方に聴きました。
いつか、きっと、ランチを食べにいきたいと思います。
その時は、イヌイットツアーを組みますから、みなさん一緒にいきましょう。

イヌイット日記の7月13日〜14日のエントリーに、ポールとの楽しい時間がアップされています。
よかったら、そちらも一緒にごらんくださいね!